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AMH 1以下の妊娠

今日はAMHが低い方に向けた話をしていきます。


妊娠に関するホルモンのうち、薬ではどうにもできないのがAMHですね。

女性はお母さんのお腹の中、つまり胎児のうちに一生に排卵できる卵子の数は決まります。決まっているからこそ減る一方です。なので改善はしないと考えられているのが、AMHです。

しかし、私はAMHの数値は気にしません。参考にはさせていただきますが、色んな患者さんを施術していくうちに、そんなに気にしなくていいかなと思うようになりました。今日は、そう考えるようになった理由を書いていきます。

目次

AMHが低い理由は大きく分けて2つある

残りの卵子が少ないから低いんでしょ!!と思われるでしょうが、私はもう1つあると思っています。もちろん1つは、本当に残りの卵子が少ないのでAMHが低くなってしまうのですが、もう1つは血流が関係してると考えています。

カルテに“AMHが低い”と記入した方でも、数か月施術すると「久々にAMH調べたら、数値が良くなってました」と言っていただけることがあります。そういう方は初診時よりも、体調や脈が調っていることが多いので全体的に血流が良くなっています。

その経験から未熟卵胞から出るAMHもホルモンなので、血流に左右されている方もいるのでは?と考えるようになったのです。

もちろん、こまめにAMHを測る方では採卵前、採卵後、生理中で多少の変動はありますが、その多少を上回ります。こういう方については、良い状態を保ちながら妊娠に結びつくことが多いです。

AMHの数値が1もありません

実は、AMHの数値が低い方で1以下の方がよく来院しています。これまでで一番低くて0.02で0.1以下の方が結構いらっしゃるんですよね。

ここからは、そんな方に対してどんな考えで施術をしていくのかをお伝えしていきます。


東洋医学では妊娠と言ったらまずは『腎』を考えます。ここで言う腎は、臓器として備わっている腎ではなく、腎のツボとお考え下さい。

AMHが低い方における不妊鍼灸

年齢とともに変動するものに対して東洋医学はとても強いです。

腎気を上げるのも、ただひたすら腎気を補うだけではなく、腎気が下がる原因となる他のツボとのバランスを見ながら施術していきます。

バランスを考えた上で必要なツボに、補法(ほほう)で補ったり瀉法(しゃほう)で気を抜いて、腎気がなるべく下がらないようにします。排卵誘発をした後などは、特に念入りに腎気をケアします。

AMHを気にしない理由

これまで、たくさんの妊活中の患者さんを担当してきました。その中で感じるのは、育つ卵子が1つでいいから採れればいいということです。

たくさん採卵できて、あまり体にダメージがないならそれも方法の1つだと思います。しかし、AMHで悩む方はそもそもたくさん採卵できなかったり、卵巣が思うように反応してくれず採卵も半年~1年に1回になってしまう方が多いです。たくさんは採れなくていいので、元気な1つが欲しいのです。

1つが育つのは自然なことです。なので、その1つが元気に育つように血流をよくしてホルモンがたくさん届くようにし、それと同時に腎気をサポートすることをひたすらやっていたら、AMHの数値は気にならなくなりました。

AMHで悩んでいる方がいたら、お近くの東洋医学専門の鍼灸院で相談してみてください。

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