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無視しないで!私が生理痛から解放された理由をお話しします。

女性の施術をしていると『生理痛は薬を飲めば治ります』と仰る方がいます。

私からすると薬を飲まなくてはいけないくらい酷いのですね!?と感じます。

そこで、本日は生理痛についてお話させていただきます。

世間の生理痛への対応

最近では当たり前のように《頭痛、生理痛には〇〇》(〇〇には鎮痛剤の商品名が入ります)とCMで流れているのを目にします。そのせいなのか生理痛→鎮痛剤→皆そうでしょ?当たり前!という感覚をお持ちの方が多い気がします。

もちろん中には、薬をあまり飲まないように痛みに耐えている方もいらっしゃいます。

  1. 耐える
  2. 薬を飲む
  3. あとはカイロを貼る

この3つが生理痛への対応でよく聞くものですね。

(私も生理痛があった時代があるので分かるのですが、温めると痛みが和らぐのですよね)


もちろん婦人科でも治療が可能です。

インターネットで《生理痛》と検索すると《生理痛 食べ物》と出てきます。

まさか、「コレを食べたら治る!!」というものはないので、「食事からの体質改善なのかな?」と思いました。(もし、これを食べたら治るものを知っている方は、私までお知らせください)

生理痛 鍼灸》はまだまだメジャーにはならなさそうですね。

生理の話はあまりしない

生理って女性同士でもなかなか詳しいことは話さないです。

  • 『今、生理中です』
  • 『生理前だからイライラする』
  • 『あ~その日、生理被りそう』
  • 『生理だから調子悪い』

会話に出てくる生理はこんな感じですね。

出血量、経血(生理の血)の色、塊の有無、日数、出血の仕方などは自分が基準になるため、それが普通と考えることが多く異常だとはなかなか思いません。

私も鍼灸師になって初めて自分以外の生理の様子を聞き、いろいろ気づかされることがたくさんありました。それに加えて、鍼灸師になり鎮痛剤を飲まなくて良くなったため、健康な生理がどんなものかが分かりました。

健康な生理とは

※あくまでも生理痛から解放された私の体感で書かせていただきます。

「健康的な生理」を一言で申し上げますと、生理ではない日と変わらず過ごせます

大切なことなのでもう一度お伝えしますが、生理ではない日と変わらず過ごせます

お腹も腰も痛みはなく、痛みどころか重怠さですらありません。あの、どばっと出る不快感がないので漏れてないか焦る気持ちもないです。

2日目でも寝ているときの出血量は少なく、漏れる心配はないです。(ないですが時々ハッᵎ ᵎᵎ∑(°口°๑❢❢ とする癖は、今でも残っている悲しみ)

以前は1日目、2日目あたりは夜用の30㎝以上のナプキンが隅々まで真っ赤になっていました。

「それって・・・出血量が減っているのでは?」と思われますが、トイレに行くとしっかり経血出てるのですよね。

寝ているときに出ない分、朝一のトイレで出ます。

出るときはちゃんとパッとで出て、出ないときは出ない・・・メリハリがついた気がします。経血の色も生理痛があったころは暗めな色をしていましたが、生理痛が無くなってからは鮮やかな鮮血となりました。

とは言え、私も毎月そんなに完璧な生理ではなく、「不摂生が多い月はちょっとお腹痛いかも・・・」となったり、塊が目立っているときもあったり、前の生理からの1か月間をどの様に過ごしたかの結果発表だと思っています。

※私は元々瘀血(おけつ)体質なので塊が多いです。瘀血についてはまた別に書きますね。

あまりにも普通になりすぎている生理痛

これまで生理痛が主訴(1番の悩み)として鍼灸に来る方は少なかったです。ほとんどが頭痛や不妊症が主訴で、生理痛もあるというパターンでした。

そして、大体の方が『鎮痛剤を飲めば生理痛は気にならないです』と仰います。

生理痛があるのが当たり前な風潮により、痛みがあることに危機感が無くなっていると感じます。

生理は毎日、毎週続く訳ではなく一時的です。数日だけ我慢すればいいとお考えの方が大半です。

そして、生理痛で命にかかわることが少ないのも危機感が持てない原因だと思います。

時々、生理痛が酷くて婦人科を受診した際に病気が見つかったということもありますが、病気が見つかるほうが稀です。実は、生理痛の多くが原因不明なのです。

不妊に悩まないように…

私が鍼灸師として生理痛に危機感を持つ理由は、女性には日々を快適に過ごしてほしいという綺麗ごとではありません。これから子供が欲しい方、妊娠を望む可能性がある方に不妊に悩まず赤ちゃんを授かって欲しいからです。

確かに生理痛があっても、すんなり妊娠される方もいらっしゃいます。(もちろん生理痛がなくても、妊娠しにくい方もいらっしゃいます)

むしろ、出産したら生理痛が無くなったという話も聞きますね。

そんな方もいますが、そんな方ばかりではありません。

妊娠しにくいことに気が付いて、婦人科を受診し検査やタイミング法、人工授精を試し、それでも妊娠に至らず体外受精ができる病院へ転院し何年も不妊治療をしてきた方々をたくさん施術してきました。

生理痛はあくまでも体質が良くなってきている目安でしかありませんが、生理痛や頭痛など日々の慢性的な痛みが無くなってからの方が不妊治療がすんなり進むことが多いです。

1日でも早く自分のカラダと向き合おう

正直なところ、体が若ければ若いほうが体質は変わりやすいです。

なので10代で生理痛に悩んでいる子がいたら、

  • 鍼灸
  • 漢方
  • 食事
  • 運動

何でも構わないので放っておかないで、生理痛が出ない体づくりを一緒に考えてほしいです。

一度良くなれば、そこからは元の状態まで落ちることはそうそうないと思います。また、そこまで良くなれば、自分の体との付き合い方を覚えるからです。

20代でも30代でも40代でも、気づいた今が1番若いので、思い立ったら行動に起こしていただきたいです。

私が生理痛から解放された理由

  • 「鍼灸師だから特別なツボを知っているのでは?」
  • 「他の鍼灸師に施術してもらっているのでは?」

と思われるでしょうが、そんなことはありません。

一度だけ勤務先の院長先生に生理痛真っ最中に施術をしていただき、そこから毎日コツコツと三陰交というツボにお灸をしただけです。(一度では体質は変えられません)

私が生理痛で鍼灸師の施術を受けたのは、これ一度きりです。

その一度の施術で、あんなに痛重怠かった生理痛がスッとなくなり、今後もそのスッとなくなった状態をプロとして自力で保たなくては、と思い始めたのが三陰交のお灸でした。

重要なのは続けることです。

確かに鍼灸で頭痛も生理痛もその場で痛みを和らげることはできるでしょうが、出ないようにするためには積み重ねが大切です。

毎日ではなく1日置きでも構いません。定期的にすることに意味があります。

気になった方は三陰交のお灸、始めてみてはいかがでしょう?

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