鍼灸師の吉田 はるなです。

先日、誕生日を迎え32歳になりました。

ビアポートで働いている同級生のお姉さんが可愛いプレートを作ってくれました。

こういうのは、いくつになっても嬉しいです*ଘ(੭*ˊᵕˋ)੭*

さて、私は毎年誕生日を迎える度に【男性は8の倍数、女性は7の倍数で体の変化が起こる】という東洋医学の考え方を思い出します。

(結構前に養命酒のCMで流れてましたね)

ここで言う変化って、つまり老化です。

人間は生まれた時から成長という名の老化には逆らえません。

年齢を重ねること=老化ということで、今回は妊活にも関係のある東洋医学の老化について書いていきます。

老化は“腎”の弱りから

はい、いきなり意味の分からない文章ですね。

みなさんが今、考えているのは西洋医学的な『腎臓』だと思います。

この時点で東洋医学的な『腎』を思い浮かべられる方は、この先は読まなくても大丈夫です。

西洋医学の内臓

現代の医学は西洋医学がベースとなっています。

内臓は体のパーツの1つで、それぞれ決まった生理的な働きをしています。

この生理的な働きというのが、肺は酸素を取り込み二酸化炭素と交換する(呼吸)、心臓は絶えず血液を全身に送り出す、肝臓はアルコールなどを分解する、腎臓はおしっこを作る等です。

生物の教科書やテレビ番組で使われる内臓の考え方は、西洋医学の進歩とともに発見されてきたものです。

きっとこの先も、今はまだ分からないことが解明されていくのだと思います。

東洋医学の内臓

東洋医学の内臓の考え方は西洋医学とは少し違います。

なぜ《少し》なのかと言うと、西洋医学の内臓の生理的な働きと似ているところもありますので、全く違うとは言えないからです。

生理的な働きはもちろん、この臓器の元気(ここでは分かりやすく元気と書きます)がなくなるとこういう病が発現しやすくなります!や、こういう精神状態でいるとこの臓器の元気がなくなります!などと考えています。

なので東洋医学で言う内臓は、人間が生活を送る上で体に起きること感じること全てと結びついているのです。

東洋医学の腎って?

やっと本題です。

東洋医学の腎にはおしっこを作る以外にもたくさんの働きがあります。

ちょっと書き出してみますね。

腎の働き
・体の水分代謝を調節
・骨や歯を丈夫にする
・髪にも影響する
生命力や成長や生殖能力の根源
・耳と関係する
・唾液とも関係する
・体を温める
・志がしまわれている←!?
・精(先天の精)もしまわれている←!?

下の2つはさておき、このような働きがあると考えられています。

赤文字の通り、生命力との関係があるので不妊症にも関係してきます。

西洋医学の腎臓の働きよりも、たくさんの働きがありますね。

それでは、もし腎の元気がなくなったら、どんなことが起こるか書いていきます。

腎の元気が少なくなると
・水分代謝がうまくいかなくなる(むくみ、おしっこが出なくなる、頻尿、下痢)
・骨や歯が脆くなる
・白髪が増える、毛量が減る
・生殖能力の低下、病気になりやすくなる
・耳が聞こえにくくなる
・唾液が出にくくなる
・体が冷える
・細かい作業が続けられなくなる
・恐れやすくなる
病気というよりも老化で起こる症状が多いのにお気づきでしょうか?
そうなのです。
これらの現象は腎の元気が減ることで、起こると考えられているので【老化は腎の弱りから】と言われているのです。

不妊にも関わる“腎精”

腎の働きの1番下に【精(先天の精)もしまわれている】とあります。

先天の精は腎にしまわれているため“腎精”とも言います。

東洋医学では人間が生きていく上で必要不可欠なものとして先天の精後天の精があります。

先天の精は、両親から受け継いだ生きる力のことです。

後天の精は、生まれた後に食べ物などを消化、吸収して作られるエネルギーのことです。

大切なのでもう一度言います。

先天の精は両親から受け継いだ生きる力です。

大切すぎるのでオムライスカラーにしました(º﹃º♡ )

この両親から受け継いだ生きる力は、生命の素と言われ人体を構成している細胞、組織(細胞がまとまったもの)、器官(組織がまとまったもの)・・・つまり体中のすべての部分を成長させる基礎となります。

そもそも受精が成立するのも、生きる力がある卵子と精子が出会うからなので、生きる力がなければ受精もしません。

ここで重要になってくるのが【補腎】です。

(やっと、ここまできた)

腎を補う

腎の元気を補う=補腎!!

先天の精は両親から受け継ぐということは、両親には子供へ受け継がせるだけの余裕がないとできません。

老化現象が不可逆性であるということは、腎の元気も同じです。

これが若い方が妊娠しやすい理由です。

減ってしまった腎の元気を完璧には戻せませんが、補腎によって腎の元気の下がり方を緩やかにすることはできると思います。

ここからは補腎の方法を書きますね。

1お塩

減塩・・・と思われる方も多いでしょうが、逆です。

←これ塩辛いという意味ですが、鹹は腎を養うと言われています。

精製されたお塩ではなく、海をそのまま凝縮しました!!みたいな天然塩のことですね。

精製されたお塩と天然塩の違いはミネラルの量です。

天然塩からは、たくさんのミネラルを得ることができます。

このミネラルは血圧も調整してくれます。

精製塩はほとんどが塩化ナトリウムなので、血圧も上がりますし腎臓にも負担になります。

お塩と言っても、天然塩と精製塩にはこれ程の違いがありますので、補腎を気にされる方は調味料を天然塩を使用しているものにするのをお勧めします。

2よく噛む

腎の働きに【唾液とも関係する】と書きました。

赤ちゃんは腎の元気が旺盛なので唾液がよく出るけれど、お年寄りになると腎の元気が少なくなり唾液も少なくなると言われています。

腎の元気が旺盛だから唾液が出ますが、反対に唾液がよく出ることが腎にとっても良いことになります。

唾液を出すためによく噛むことで、胃腸の負担も減ります。

水ですら噛んで飲めと書いてあるものもありますので、とにかく補腎のためには、よく噛み唾液をちゃんと出させることが重要になります。

3黒いものと豆

黒いものも、豆も腎を養う食べ物です。

黒豆なんてぴったりですが、残念ながら私は普段から黒豆は食べません。

なので、手軽に食べられるものとして黒ゴマをよく食べています。

ここでもまた、あまり噛まずに食べるのはもったいないので、できる限りゴマをかみ砕いて食べます。

(ゴマミルを使ってしまうこともありますが・・・)

色に限らず、豆類や種子類は補腎になりますので日頃から意識して取り入れてください。

4吸う!!

呼吸と言えば肺ですが、東洋医学では吐くのは肺の力、吸うのは腎の力と言われています。

浅い呼吸ではなく深い呼吸に関係していて、取り込んだ空気を臍下丹田(下腹部)に取り入れ、精を元気にしてくれます。

普段から呼吸に意識を向けることは少なく、むしろ作業に集中したりイライラしていると、浅い呼吸になります。

まずは呼吸に意識を向けるところから始めてみてください。

まとめ

不妊治療だけではなく、腰痛や冷え性がある方にも補腎が有効なことがあります。

鍼灸であれば腎を弱らせる原因を抑え、腎を元気のするためにバランスを考えてツボを選びます。

漢方でも子供に使う補腎の得意なものや、お年寄りが使う補腎+温めが得意なものもあります。

ツボや漢方は体質を診てからじゃないとはっきりしたことが言えませんので、ここでは書きませんが、日常生活でも意識を少し変えるだけで、できることがたくさんありますので、気になる方はぜひ試してみてください。

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