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ふわふわ子宮内膜の作り方

今日は子宮内膜について書いていきます。

ふわふわの内膜ってどういう事??

結果論だけど…お産までいけた人の内膜なのかな~

ふわふわの内膜と題名には書いたのですが…鍼灸師には内膜を確認する術がないため着床しにくかった方が妊娠したり、流産を繰り返す方が無事に出産されたら妊娠に適した内膜ができていたんだな~と考えます。内膜が育ちにくい方もいらっしゃいますので、ここでは厚く尚且つ出産までいける内膜について鍼灸師として書いていきます。

私が好きな婦人科の先生は“イケてる内膜”と表現していましたね。

目次

着床しない理由は・・・?

着床しない理由は大きく分けて4つあると考えています。

  1. 受精卵の問題
  2. 子宮内膜の問題
  3. 子宮筋の問題
  4. 免疫や感染症の問題

今日は②子宮内膜の問題を書いていきます。

子宮内膜の問題

子宮内膜で1番気になるのは着床の問題だと思います。全く着床しない方もいれば、着床はするけど育たない方もいらっしゃいますね。

私が普段から不妊治療に関して参考にしている婦人科の先生がいます。その先生のブログで「質のいい胚は内膜がまるで『包み込むように』迎えに行くわけですが、質の悪い胚は『無視』しているかのようです」との論文の説明を目にしました。(ここで言う質はグレードだと捉えています)シャーレの上に子宮内膜の細胞と受精卵をおいて検証したこの実験では、受精卵を取り込みに内膜が動いたそうです。これまでずっと子宮内膜に受精卵が潜り込んでいくと思っていた私はとても驚きました。

これまで不妊症と不育症(流産を繰り返す方)だと、来院数は不育症の方が少ないのですが不育症の方が出産に至る確率は高いと感じます。不育症の方は育たない可能性の受精卵も着床させてしまう、いわゆる胚の見極めが苦手な方が多いのかもしれないです。子宮内膜は生理の度に表面が剥がれてなくなり、次の周期の内膜が現れます。生理が3、4回きた後のが妊娠が継続しやすくなる印象があるのは子宮内膜の質が変わるからかもしれないと思いました。

もちろん不妊症の方でも内膜は重要になりますので不育症、不妊症問わず子宮内膜のアプローチは考えます。

鍼灸師ができる子宮内膜へのアプローチ

子宮内膜はホルモンによって育ちます。ホルモンは血液にのって目的の細胞へ届けられますがこの時、血流が悪かったり血流が乏しかったりするとホルモンは届きにくくなります。鍼灸は血流を良くすることが得意ですので、子宮内膜へホルモンが届きやすくなります。これにより内膜の育ちが良くなると考えています。

東洋医学的な考え方

東洋医学では子宮と深く関りのあるツボは肝・脾・腎の3つと考えています。その中でも内膜と密接に関わってくるのが脾経なので脾経を絡めて証をたてることもあります。肝経に問題があり血流があまり良くなさそうであれば、子宮の筋層を血液が栄養できていないことも考慮します。

着床しやすい環境をつくる

私が思う着床しやすい環境は、子宮内膜に適度な厚みがあり子宮筋も過度に収縮せず子宮内膜炎のような炎症のない子宮だと思います。(内膜炎の場合はお薬のが早いし確実だと思います)それプラスご自身の免疫細胞がどのくらい受精卵のサポートができるかどうかも重要になると考えてます。

鍼灸ではツボを使って直接触れない胃腸や子宮の筋肉の血流を良くしたり、免疫を整えることが得意です。それを生かして着床しやすい環境を作るお手伝いができれば幸いです。

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